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徳島新聞に当社の受託サービス紹介記事が掲載されました。
2008-10-03
「病変指標のバイオマーカー」プロテノバが解析事業
-米社と契約、短期間で探索・精製-
バイオベンチャー企業のプロテノバ(鳴門市)は、がんなどの病気を見つける手段となる生体物質「バイオマーカー」の受託解析事業を始めた。米国のバイオサイエンス関連機器メーカーとライセ ンス契約。自社のノウハウと合わせ、短期間で探索・精製する技術を確立した。既に製薬会社や大学からの委託があり、二〇一一年には年間一億円の売り上げを目指している。
バイオマーカーは、血液や尿などに含まれる生体物質のうち、病気など体の変化の指標(マーカー)となるタンパク質などの物質。病気の進行具合や治療効果の調査、新薬の開発などに利用される 。製薬会社や大学では、新規のバイオマーカー探索に取り組んでおり、需要が見込まれる。 同社は五月、米国のバイオ・ラッドラボラトリーズ社とバイオマーカーの探索に関するライセンス契約を締結 。バイオ・ラッド社の探索機器を使い、工程の自動化に成功した。また、これまでの研究で培った独自のノウハウを生かし、検出したタンパク質を取り出す精製工程を効率化。通常は半年から一年間かか っていたナノグラム(一ナノは十億分の一)レベルの微量タンパク質精製を二週間から一ヵ月に短縮できるようにした。 プロテノバは○五年に設立。高松市内に研究室があり、香川県から○五年度から の三年間で約五千万円の補助金を受け研究を進めていた。 真島英司社長は「微量にしか存在しないタンパク質を高速で探索・精製する技術が必要とされていて、事業のニーズはある」と話している。