プロテノバ株式会社
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−2013年4月17日 日本経済新聞記事−



細胞への抗体浸透を効率よく バイオVBプロテノバが新製品


 大塚製薬工場出身のメンバーらが立ち上げたバイオベンチャーのプロテノバ(徳島 県鳴門市)は、80%以上の確率で抗体を細胞に入れることができる製品を開発した。 人体への副作用が少ないとされる抗体医薬品の開発コスト低減や期間短縮につながる ことが期待できるという。5月に製薬会社や大学向けなどに発売する。

 開発した製品名は「Ab―Carrier」。アミノ酸が結合したペプチドとたん ぱく質の2種類から構成する。抗体に液体状の新製品を混ぜて約20分たつと、新製品 のたんぱく質部分が抗体と結合する。その結果、抗体を含んだ結合体が細胞内に取り 込まれやすくなる。プロテノバは3年後には、新製品の売上高を3億円にすることを 目指す。

 特定の物質にだけ作用する抗体医薬品は正常な細胞を破壊しにくく、副作用が少な い利点がある。このため、製薬会社や大学などは様々な抗体を使い、医薬品や診断薬 の開発を進めている。具体的には抗がん剤やリウマチ治療薬などに活用される。

 ペプチドの代わりにウイルス粒子を媒介にした従来の手法は、ウイルスで細胞が死 滅することも多く、細胞に抗体を入れられる確率は20〜60%程度にとどまっていた。
 調査会社のシード・プランニング(東京・文京)によると、抗体医薬品の国内市場 規模は2012年度の2750億円から、20年度には5000億円に拡大する見通し。プロテノバ は今後、製薬会社を中心に同医薬品の研究開発が一段と進むとみており、効率のよい 抗体導入薬でコスト削減や時間を短縮し、需要を取り込む。

 同社の研究開発拠点がある香川県は食品・バイオ関連事業を成長分野に位置付け、 支援を強化している。関連企業の立地も進んでおり、これまでに血糖値上昇を抑える 効果があるとされる希少糖などを開発した。

 プロテノバに対しては、県と高松市が出資するかがわ産業支援財団のほか、四国経 済産業局が計約1100万円を補助した。同財団は今回の成果について「香川発の製品が 国内外の市場に広がってほしい」と期待感を示した。

 プロテノバは大塚製薬工場で新薬開発を担当していた真島英司社長が独立し、05年 に設立。従業員は5人で、主にたんぱく質の構造分析などを手掛けている。



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