プロテノバ株式会社
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−2008年12月11日 日本経済新聞記事−



抗体、効率良く精製 プロテノバ たんぱく質開発


 バイオ医薬系ベンチャー企業のプロテノバ(徳島県鳴門市、真島英司社長)は医薬品に使う抗体を効率的に精製するたんぱく質を開発した。既存のたんぱく質の遺伝子を組み換えることで機能を高めた。製造コストを下げたい国内外の製薬会社の需要を開拓する。

 開発したのは不純物を含む水溶液から抗体分子だけを捕捉する「抗体結合たんぱく質」。既存のたんぱく質に比べ抗体分子を四割程度多くとらえることができるほか、アルカリ洗浄が可能になったのが特徴という。

 抗体医薬品の製造は、特殊な設備が必要なため製薬会社の投資負担が大きいが、開発した同たんぱく質により、製薬会社は製造コスト低減や、医薬品の製造工程での殺菌などが容易になる。同たんぱく質はすでに特許を出願し成立済み。

 医薬品製造用の樹脂を販売する国内メーカーヘの供給を十一月に始めた。海外からの引き合いもあるという。

 一方、同たんぱく質と樹脂を結合させた製品の開発にも成功しており、研究やがんマーカーなど診断薬に利用されるマウスやラットの抗体精製用の製品として来年一月に複数の試薬販売店を通じて全国発売する。既存製品の五倍程度多くの抗体を結合できるという。

 人の免疫機能を利用する抗体医薬品は従来の化学合成した薬に比べ副作用が少ない利点があり、今後の成長が期待される有望市場。三年後をメドに年四億円の売り上げをめざす。

 同社は、たんぱく質構造分析を受託するアプロサイエンス(鳴門市)の社長だった真島氏が二〇〇五年に設立。本社は鳴門市に置くが、研究開発の拠点は高松市の香川県新規産業創出支援センター(ネクスト香川)に構える。香川県や四国経済産業局の補助金を受け、今回の抗体結合たんぱく質の開発などを進めてきた。



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